事故
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事故(じこ)
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日常用語における「事故」
日常用語における事故とは、予期せずに人や物などに損傷や損害を与える出来事のことである。故意に損害を起こすことを事件と呼び、事故と区別する意味で用いられる場合もあるが、本来の事件というのは事故も含む広範な意味を持つ語であって、損害を起こすという意味だけで用いられる語ではない。詳細は事件の項目を参照のこと。なお、痛ましい事故・事件の場合は、惨事(さんじ)とも称され、特に大きく悲惨な事故・事件の場合は大惨事(だいさんじ)とも称される。
単に「事故」という場合、交通事故を表す場合が多い。
法律用語としての「事故」
法律用語としての事故とは、業務の執行の支障となるような出来事のことである。内閣法9条など参照。
種類
自衛隊における「事故」
自衛隊においては、規則違反事案全般、もしくは人員の欠員を指すことがある。
種類
- 服務事故
- 人員事故
人命に直接影響しない「事故」
直接人間の生命を脅かしたりしない場合でも、事故と呼ばれる場合がある。主に業務において、思わぬ手違いや予期しない機械の故障などにより、正常な業務をなしえなかった場合が相当する。トラブル・障害と呼ばれる場合が多い。
- 民事における事故 - 債務返済の不履行、手形の不渡り(手形事故)など。
- 郵便や宅配便 - 郵送事故や配達事故などと呼ばれる。誤配送や何かの手違いにより配達すべき手紙や荷物が不達になってしまった場合。
- 放送 - 放送事故と呼ばれる。設備の故障や手配・操作ミスなどで、放送すべき番組を間違えてしまったり、停波させてしまい放送が途切れてしまったりした場合。
その他
大きな事故一覧
「事故の一覧」を参照
関連項目
- 安全工学
- 信頼性工学
- 日本の事故一覧
- 自然災害
- 医療過誤
- 交通
- 運輸安全委員会(2008年10月に航空・鉄道事故調査委員会から改組)
- 業務上過失致死罪
- 危険運転致死傷罪
- ハインリッヒの法則
- フォルトツリー解析(故障の木解析)
- ヒューマンエラーarc:ܓܕܫܐ